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実家の片付けに、何を持って行くか|初日に必ず足りなくなる道具と資材

公開日:2026年8月19日カテゴリ:実家の片付け監修:田中駿一(遺品整理士)
実家の片付けが初日で止まる理由は、たいてい気力ではありません。道具が足りないことです。
ゴミ袋のサイズが自治体の指定と違う、段ボールが無い、二階の電気が点かない、テープがすぐ切れる。そのたびに車を出して買いに行き、往復で1時間が消えます。田舎の実家なら、店まで片道20分ということも珍しくありません。
この記事では、初日に必ず足りなくなるものと、現地調達だと高くつくもの、そして持って行かなくてよいものを分けて整理します。買い出しの回数を1回減らすだけで、作業できる時間が変わります。

これだけは必ず ── 7つ

順番に意味があります。上の3つが無いと、そもそも作業が始まりません。

  • 軍手(滑り止め付き)と厚手の作業用手袋 ── 軍手だけでは、ガラスや金属の断面を防げません
  • マスク ── 長く閉め切った家は、ほこりの量が想像を超えます
  • 自治体の指定ゴミ袋 ── ここが最重要。市区町村ごとに袋が違い、指定外だと収集されません
  • 段ボールと養生テープ ── 残すものを入れる箱。テープは布タイプが扱いやすい
  • 油性ペン(太字) ── 箱の中身を書く。書かないと、後日また全部開けることになります
  • 懐中電灯またはヘッドライト ── 押入れの奥、天袋、床下、通電していない部屋
  • ゴミ袋を運ぶための大きな袋か台車 ── 二階から降ろす回数がそのまま体力になります

指定ゴミ袋は、必ず現地の市区町村のものを用意してください 要確認。自宅から持って行った袋が使えず、初日の分別がすべて無駄になった、という話はよくあります。枚数は、思っている数の倍を見てください。

初日に足りなくなるもの ── 5つ

経験者が口を揃えるのが、この5つです。いずれも「まさか無くなると思わなかった」という種類のものです。

足りなくなるものなぜ目安
ゴミ袋 分別ごとに袋を分けるため、想定の2〜3倍要る 1部屋あたり10枚以上を見ておく
段ボール 「残す物は少ない」という見積もりが外れる スーパーで無料でもらえる分も当てにする
ガムテープ 箱を組む・封をする・貼り紙をするで消費が早い 最低2巻
新聞紙・緩衝材 食器と割れ物が予想外に多い 実家に古新聞があることも多い。捨てる前に確認
飲み水 水道を止めている家では、手も洗えません 人数×2本以上

水は見落とされがちです。空き家の水道をどう扱うかは家ごとに事情が違うので、空き家の水道はどうするかを先に読んでおくと、当日の判断が楽になります。

現地で買うと高くつくもの

すべてを持参する必要はありません。ただし、次のものは持って行ったほうが結果的に安く済みます。

  1. 作業用の手袋・マスク ── まとめ買いの単価が違います
  2. ガムテープ・油性ペン ── コンビニで買うと割高。そして必ず追加で要ります
  3. 大きなハサミ・カッター ── 実家にあるものは切れないことが多い
  4. ドライバーとレンチ ── 家具を解体できると、運び出しの手間が大きく減ります
  5. 延長コード ── 使えるコンセントが1か所しかない部屋があります
電動工具は、基本的に不要です。持って行くと使いたくなり、壁や柱を傷めることがあります。売却や賃貸を考えている家では、傷は後で効いてきます。解体はドライバーとレンチで届く範囲にとどめてください。

持って行かなくてよいもの

荷物を増やすと、往復の車が狭くなります。持ち帰る物のスペースを空けておくほうが優先です。

  • 掃除機 ── 片付けが終わるまで出番はありません。掃除は最後の工程です
  • 大量の洗剤類 ── 拭き掃除は片付けが終わってから
  • 収納用品 ── 減らしに行くのに、入れ物を増やさない
  • 脚立 ── 実家にあることが多い。ただし古い脚立は使わないでください

前日までにやっておく2つ

道具より先に効くのが、この2つです。

  1. その市区町村のゴミ収集日と分別の決まりを調べる ── 収集日に合わない日程で作業すると、袋が家に積み上がります。粗大ごみは予約が要る自治体が多く、申し込みから収集まで数週間かかることもあります 要確認
  2. 電気が使えるかを確認する ── 通電していないと、照明も換気扇も使えません。夏場は熱がこもり、作業できる時間そのものが短くなります

どの部屋から手を付けるかを決めていない場合は、実家の片付けはどこから始めるかを先に読んでください。道具が揃っていても、順番が決まっていないと初日は進みません。作業の進め方そのものは実家の片付けのコツにまとめています。

よくある質問

1日で終わらせたいのですが、道具を増やせば早くなりますか。

道具では短縮できません。時間を決めるのは、運び出す量と、判断に迷う物の数です。道具が足りていれば止まらない、というだけです。1日で終わる前提の日程は、途中で捨てる判断が雑になります。何日必要かの見積もりは、部屋数と物量から逆算してください。

服装はどうすればいいですか。

長袖・長ズボン・底の厚い靴です。汚れてもよい服という以上に、ケガを防ぐための装備と考えてください。夏でも半袖は勧められません。押入れの奥や納屋には、釘やガラス片が落ちていることがあります。

ひとりで行っても大丈夫でしょうか。

作業そのものはできますが、重い物は無理に動かさないでください。家具の運び出しでケガをすると、片付け全体が止まります。ひとりの日は「分別と仕分け」、人が集まる日に「運び出し」と分けるほうが、結果的に早く終わります。

近所への声かけは必要ですか。

物音と車の出入りがあるので、先に一言あると後が楽です。特に集合住宅や道幅の狭い地域では、駐車の場所が問題になりやすいところです。伝え方は別記事にまとめています。

まとめ

  • 必須は7つ。手袋・マスク・指定ゴミ袋・段ボール・テープ・油性ペン・照明
  • 指定ゴミ袋は必ず現地の市区町村のもの。枚数は想定の2倍
  • 足りなくなるのは袋・段ボール・テープ・緩衝材・水の5つ
  • 掃除機と収納用品は要らない。掃除は最後、収納は増やさない
  • 前日までに収集日・分別の決まり・粗大ごみの予約・通電の有無を確認する
本記事は、実家の片付けに必要な道具と資材について、当サイトが確認した時点の一般的な情報を整理したものです(確認日:2026-08-19)。ゴミ袋の指定・分別の区分・粗大ごみの申し込み方法や手数料は、市区町村によって大きく異なります 要確認。作業前に、対象となる市区町村の窓口またはホームページで最新の決まりをご確認ください。ご家族の了解が得られていない物には手をつけないことをおすすめします。

道具の不足で止まるのは、たいてい初日です。間取り・物量・作業できる日数をお聞かせいただければ、何をどれだけ用意すればよいかを一緒に整理します。

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