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ゴミ屋敷になった親の家、どう対処する?片付けの進め方と業者の使い方

公開日:2026年6月29日カテゴリ:実家の片付け監修:田中駿一(遺品整理士)
ゴミ屋敷になった親の家、どう対処する?片付けの進め方と業者の使い方
結論:ゴミ屋敷は「親を責めない」ことから始めると、片付けが進みやすくなります

ゴミ屋敷になった親の家を前にすると、つい「どうしてこんなに溜めたの」と言いたくなります。けれど、責める言葉は本人を頑なにさせ、片付けをかえって遠ざけます。まずは安全に関わる場所だけに絞り、必要に応じて不用品回収や片付け業者の手を借りる――この順番が、もっとも穏やかで現実的な対処法です。

遠方の実家に久しぶりに帰ったら、足の踏み場もないほど物が積み上がっていた。床が見えず、においも気になる。親の家がゴミ屋敷になっていたとき、多くの方がまず戸惑い、次に「自分が何とかしなければ」と焦ります。

この記事では、ゴミ屋敷になった親の家をどう対処するか、親を責めずに片付けへ動かす順番、自分でやる場合と業者に頼む場合の判断ライン、費用の目安までを順番に整理します。一気に全部やろうとせず、できるところから進めていきましょう。

なぜ親の家はゴミ屋敷になるのか

ゴミ屋敷は、だらしなさが原因とは限りません。加齢で体力や判断力が落ち、ゴミ出しや分別がつらくなる。配偶者を亡くして気力が下がる。物を捨てられない不安が強くなる――こうした本人にもどうにもできない事情が積み重なって起きることがほとんどです。中には、ためこみ症(ホーディング)など専門的な支援が必要なケースもあります。

大切なのは、ゴミ屋敷を「困った状態」ではなく「親が困っているサイン」として受け止めることです。原因を責めるより、いまの不便と危険を一緒に減らす――その姿勢が片付けの第一歩になります。

親を責めずに片付ける5つの手順

ゴミ屋敷の片付けは、勢いで一日に終わらせようとすると本人との関係が壊れがちです。次の順番で、少しずつ進めましょう。

  1. 本人の不便から会話を始める「捨てよう」ではなく「つまずいて転ばない?」「探し物に困ってない?」と、本人の安全・不便から切り出します。
  2. 一か所だけに絞る玄関・廊下・トイレ・寝室の通り道など、転倒や火災に関わる場所を最優先に。全部ではなく一か所の成功体験をつくります。
  3. 「捨てる」より「分ける」残す・迷う・手放すの3つに仕分け。迷う物は箱に保留し、本人が判断できる余地を残します。
  4. ゴミの種類と量を把握する燃えるゴミ・粗大ゴミ・家電・危険物に分け、自治体ルールと収集日を確認。量が多ければ次のステップへ。
  5. 必要に応じて業者を併用する大量のゴミや大型家具は不用品回収・片付け業者に。自分で運べない部分だけ頼むと費用を抑えられます。
ポイント:説得が難しいときは、声かけの工夫が効きます。具体的なフレーズは実家を片付けられない親の説得術でまとめています。

自分でやる?業者に頼む?判断の目安

ゴミ屋敷の規模によって、自力で進められるか、業者を頼んだ方が安全かが変わります。次のチェックに当てはまる数が多いほど、業者の併用をおすすめします。

業者を検討したほうがよいサイン
  • 床が広範囲で見えず、ゴミが膝より高く積もっている
  • においや虫が発生し、衛生面の不安がある
  • 遠方で、片付けに通える回数が限られている
  • 大型家具・家電が多く、運び出しが一人では困難
  • 親が高齢・体調不良で、長時間の作業が難しい

逆に、ゴミの量が一部屋分程度で、時間に余裕があれば自分で進めることも十分可能です。判断に迷うときは、業者の選び方カテゴリで見積もりの取り方を確認し、無料見積もりだけ取って比べてみるのが安全です。

片付け費用の目安

ゴミ屋敷の片付けを業者に頼む場合、費用はゴミの量(トラックの台数)と作業人数でおおむね決まります。下表は一般的な目安で、実際の金額は地域・物量・階数・分別状況で大きく変わります。

ゴミ屋敷・不用品回収の費用目安(2026年時点の目安・要見積もり)
規模トラック目安費用の目安
1部屋・少量軽トラック積み放題1.5万〜4万円程度要確認
1K〜1DK相当1.5tトラック3万〜10万円程度要確認
一軒家・大量2tトラック以上10万〜40万円程度〜要確認

‹上記は2026年時点の一般的な目安です。特殊清掃・害虫駆除・エアコン取り外しなどは別途。必ず複数社の見積もりでご確認ください。›

費用を抑えるコツは、自分で運べる分は先に処分し、買い取れる物は買取に回すことです。間取り別のより詳しい相場は実家片付けの費用相場、ゴミと一緒に出る遺品の扱いは遺品整理の費用相場でも解説しています。

片付けた後、再びためこまないために

苦労してゴミ屋敷を片付けても、暮らし方や体調が変わらなければ、また物が溜まってしまうことがあります。片付けはゴールではなく、暮らしを立て直すスタートです。親が一人で抱え込まない仕組みを整えることが、再発を防ぐいちばんの近道になります。

ためこみを防ぐ工夫
  • ゴミ出しの日と分別を、見える場所に貼って分かりやすくする
  • 定期的に短時間だけ一緒に片付ける習慣をつくる
  • 体力的にゴミ出しがつらいなら、地域の支援や戸別収集を調べる
  • 離れて暮らすなら、帰省のたびに一か所だけ見直す
  • 背景に支援が必要なときは、地域包括支援センターに相談する

無理にきれいを保たせようとすると、かえって本人を追い詰めます。完璧を目指さず、安全と健康が保てる状態を維持できれば十分です。元気なうちであれば、生前整理の進め方を参考に、思い出の品から少しずつ整理を続けるのもよい方法です。片付けの全体像は実家の片付けカテゴリでも確認できます。

ゴミ屋敷の片付け、どこから手をつけるか迷ったら

量や費用感、業者に頼む範囲の無料見積もりもご相談いただけます。

無料相談・見積もり(フォーム) お電話での営業はしません。フォームから2営業日以内にご返信します。
ゴミ屋敷の親に、まず何と言えばいいですか?
「片付けて」ではなく「つまずいて転ばない?」など本人の安全や不便から声をかけます。物を否定せず、一緒に困りごとを減らす姿勢で入ると、対立せずに片付けへ進みやすくなります。
親が片付けを拒否します。どうすれば?
全部を一度に片付けようとせず、玄関や水回りなど安全に関わる一か所に絞ります。小さく片付いた成功体験ができると、本人も次に進みやすくなります。強く責めるのは逆効果です。
ゴミ屋敷の片付け費用はどれくらいですか?
ゴミの量で変わり、1部屋程度なら数万円、一軒家で大量なら十数万〜数十万円が一般的な目安です。地域や分別状況で差が大きいため、複数社の見積もりで要確認です。
行政に相談できますか?
自治体によっては福祉部門や地域包括支援センターが相談に応じ、支援につながる場合があります。ためこみ症など背景に支援が必要なときは、まず地域の窓口に相談するのが安心です。

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