実家じまいナビ親の家とモノを、順番に片づける 無料相談

ホーム空き家 › 遠くて通えない実家は、月1回の「見回り」を人に頼める|管理代行で何をしてくれて、何をしてくれないか

空き家

遠くて通えない実家は、月1回の「見回り」を人に頼める|管理代行で何をしてくれて、何をしてくれないか

公開日:2026年8月25日カテゴリ:空き家監修:田中駿一(遺品整理士)
実家が遠い。仕事も家庭もある。「月に一度は行ったほうがいい」と分かっていても、現実には年に数回しか行けません。
その状態がいちばん困るのは、何かが起きても、起きたことに気づけないことです。雨漏り、郵便物の滞留、庭の越境、不法投棄。どれも、早ければ小さく済みます。
この記事では、空き家の管理代行が実際に何をしてくれるのか料金は何で決まるのか頼まなくても済むケース、そして依頼前に決めておく4点を整理します。家の行き先が決まっていない段階でも使えます。

通えないと、何が起きるか

空き家で起きることは、ほとんどが「時間が経つほど高くつく」種類のものです。

  • 雨漏り・水回りの傷み ── 気づくのが1年後だと、直す範囲が広がります
  • 郵便物の滞留 ── ポストから溢れると、空き家であることが道路から分かります
  • 庭木と草の越境 ── 苦情は建物より先に庭から来ます(空き家の庭の草刈りと庭木
  • 不法投棄・立ち入り ── 「誰も見ていない家」と判断されたところから始まります
  • 近隣との関係 ── 何かあったとき、連絡先が分からない状態が最も嫌がられます
逆に言えば、「見に来ている家」に見えていれば、多くは起きません。管理代行が実際に買っているのは、掃除でも修繕でもなく、この「見られている状態」と、異常に早く気づく仕組みです。これは、片付けが終わっていない段階でも成り立ちます。

管理代行がやってくれること

会社によって呼び名は違いますが、標準的な内容はおおむね共通しています。

作業何のためか頻度の目安
外観の目視確認屋根・外壁・雨どい・窓の破損を見る訪問のたび
通風・換気湿気を抜く。締め切った家がいちばん傷みます月1回が標準
通水排水トラップの水が蒸発すると、下水の臭いと虫が上がります月1回
郵便物の回収ポストを空にする。必要なら転送・送付訪問のたび
簡易清掃玄関まわり・落ち葉など、外から見える範囲訪問のたび
報告(写真つき)これが本体です。行かなくても状態が分かる訪問のたび

依頼する価値があるかどうかは、報告の内容で決まります。「異常なし」の一行だけの報告と、外観・室内・ポスト・庭の写真が毎回届く報告とでは、意味がまったく違います。契約前に、報告のサンプルを見せてもらってください。

やってくれないこと

ここを誤解したまま契約すると、「頼んだのにやってくれない」という話になります。

  • 修繕 ── 見つけて報告するところまで。直す工事は別の依頼になります
  • 本格的な清掃・片付け ── 室内の家財整理は管理の範囲外です(実家の片付けはどこから手をつけるか
  • 庭木の剪定・草刈り ── オプション扱いのことが多い領域です 要確認
  • 売却・賃貸の手続き ── 管理と仲介は別のサービスです
  • 24時間の警備 ── 訪問は月1回程度。警備会社のサービスとは別物です

料金は何で決まるか

金額そのものは事業者と地域で幅がありますが、何で変わるかは共通しています。 要確認

  1. STEP1|訪問の頻度:月1回が標準。ここが2回になれば、ほぼ倍になります
  2. STEP2|室内に入るかどうか:外観だけ見るプランと、鍵を預けて中の換気・通水までするプランで分かれます
  3. STEP3|作業の範囲:清掃・草刈り・除草剤・簡易補修などをどこまで含めるか
  4. STEP4|距離と立地:事業者の拠点から遠い、雪の多い地域、といった条件で変わります
  5. STEP5|報告の手厚さ:写真の枚数、報告書の形式、緊急時の連絡体制
比べるときは、必ず「月1回・室内あり・写真報告つき」のように条件を揃えてください。外観だけのプランと室内込みのプランを金額で並べても、意味がありません。片付け業者の見積もりと同じで、揃えないと比較になりません。

頼まなくても済むケース

全員に必要なサービスではありません。次に当てはまるなら、まず頼まずに済ませられます。

  • 片道1時間以内で、月1回行ける ── ご自身で回れます
  • 近くにご親族がいて、無理なく頼める ── ただし「ついでに」を続けると必ず負担が偏ります。謝礼の形を決めておくほうが続きます
  • 数か月以内に売却・解体が決まっている ── その期間だけなら、郵便の転送と通水で足りることがあります(空き家の郵便物をどうするか
  • 水道・電気を止め、通水の必要がない状態にした ── 判断の分かれ目は空き家の水道をどうするかにまとめています

依頼前に決める4点

  1. STEP1|誰が窓口になるか:ご兄弟姉妹がいる場合、報告の宛先と支払いを1人に決めておきます。後から揉めるのはここです
  2. STEP2|鍵をどう渡すか:室内に入るプランなら鍵を預けます。預けた記録を残してください実家の鍵の管理と合鍵
  3. STEP3|異常が見つかったとき、どこまで任せるか「いくらまでなら連絡なしで対応してよいか」を先に決めておくと、雨漏りのような急ぐ案件で止まりません
  4. STEP4|いつまで続けるか家の行き先が決まるまで、が現実的です。自動更新の条件と解約の予告期間を契約前に確認してください 要確認

よくある質問

誰に頼むサービスなのですか。

不動産会社、管理を専門にする会社、シルバー人材センター、地域のNPOなど、担い手はさまざまです 要確認「将来売るかもしれない」なら、その地域で売買を扱う会社に頼んでおくと、話が早くなります。市区町村が窓口を持っている場合もあります。

月1回で足りますか。

多くの家で足ります。通風・通水・郵便の回収は、月1回で目的を果たせます。ただし台風や大雪、地震のあとは、回数と関係なく一度見てもらってください。臨時訪問の可否と料金を、契約時に確認しておくと動きやすくなります。

家の中の物がなくなったりしませんか。

心配であれば、貴重品と現金は先に持ち出してください。これは管理を頼む・頼まないに関係なく、空き家にしておくべきではないものです。契約前に、賠償責任保険への加入の有無を確認してください 要確認

片付けが済んでいなくても頼めますか。

頼めます。むしろ、片付けの前段階でこそ効きます。片付けの日程が決まらないまま半年、一年と過ぎるのが、いちばん家を傷めます。先に管理だけ入れて、片付けはご都合のつく時期に回して構いません。

近所への挨拶は代わりにしてくれますか。

訪問時に顔を合わせれば挨拶はしてもらえますが、事情の説明はご家族から一度しておくほうが確実です。「誰が管理しているか」「何かあったらどこに連絡するか」が伝わっているだけで、近隣の受け止めが変わります。伝え方は実家を空き家にするとき近所へどう伝えるかにまとめています。

まとめ

  • 管理代行が買っているのは掃除ではなく、「見られている状態」と、異常に早く気づく仕組み
  • 標準は外観確認・通風・通水・郵便回収・簡易清掃・写真つき報告本体は報告
  • 修繕・片付け・売却は範囲外。見つけて知らせるところまで
  • 料金は頻度・室内に入るか・作業範囲・距離・報告の手厚さで決まる。条件を揃えて比べる
  • 月1回自分で行けるなら不要。行けない期間だけ頼む使い方でよい
  • 依頼前に窓口・鍵・任せる範囲・いつまでの4点を決めておく
本記事は、空き家の管理代行サービスについて当サイトが確認した時点の一般的な内容を整理したものです(確認日:2026-08-25)。サービスの範囲・料金・保険の有無・臨時対応の可否は事業者によって異なり、自治体の支援制度も市区町村ごとに異なります 要確認契約前に、作業内容と報告の形式を書面でご確認ください。

頼むべきか、自分で回れば足りるかの判断からで構いません。ご実家の場所と、ご自宅からの距離・通える頻度をお聞かせいただければ、いま必要な管理の水準と、後回しでよいことを一緒に整理します。

実家じまいの相談をする

読んでも決めきれないときは。
ご状況をうかがって、進め方と費用の目安をお伝えします。
LINEで無料相談
実家じまい、何からやるかだけでもLINEで無料相談
LINEで相談